タンパク質の動的相互作用を解析して 難病の治療薬を開発する

本講座は、炎症反応の分子メカニズムの解明から炎症性疾患の新しい治療法の開発を目指すことを目的としています。設置期間は、2018年(平成30年)4月1日から2021年3月31日までの3年間です。今後、本講座において、好中球の細胞外トラップによる防御反応を中心とした急性炎症とその後の慢性炎症の病態も含めた新しい炎症像の分子メカニズムの解明を目指します。特にタンパク質の相互作用と相転移の関連を品質管理と代謝の観点から捉えるプロテオスタシス(タンパク質のホスメオスタシス)のコンセプトを学術的基盤として、新しい炎症像を構築することを進めてまいります。