メンバー

浜窪 隆雄
教授

京都大学臨床検査医学教室にてタンパク質分解酵素の研究。バンダービルト大学にて実験高血圧症の研究。京都大学化学研究所を経て平成8年より東大先端研にてコレステロール調節機構の研究。バキュロウイルス上への膜タンパク質発現を見出し、がんや難治性疾患の治療用抗体の作製、特異抗体を用いたプロテオミクスで、遺伝子の調節機構や細胞の刺激応答機構の解析、新規バイオマーカーの探索などの研究を行っている。可視化の新技術や計算科学によるシミュレーションなど新しい解析法をとりいれて複雑な生命現象の解明にチャレンジする。

堀内 恵子
助教 (keiko-horiuchi@nms.ac.jp)
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東京大学工学系研究科博士課程修了(2005)、博士論文題目 ‘核内因子Wilms’ tumor1-associating protein (WTAP)の機能解析’ 。東京大学先端科学技術研究センターシステム生物医学(~2007), 分子生物医学助教(~2014), スペインCentre for genomic regulaton, Juan Valcárcel Lab(~2017), 日本医科大学(2018Apr~)。

細胞周期を制御するRNAプロセッシング因子Wilms’ tumor1-associating protein (WTAP)について、特異抗体を用いたターゲッティドプロテオミクスによる複合体タンパク質の同定、およびRIP、CLIP-seq, RNA-seqによるターゲット RNAの同定を行い、WTAP複合体が制御するRNAプロセッシングと細胞周期の分子メカニズムの解明に取り組んでいる。

 

太期 健二, Kenji Daigo

助教

自然免疫反応において重要な働きを持つ液性パターン認識受容体ペントラキシン3 (Pentraxin3, PTX3)の重度感染症における機能研究を通して、治療・診断につながる発見を目指している。

博士課程の前、企業における体外診断薬開発の経験あり。博士課程においては効率的な高親和性抗体のスクリーニング方法の開発、および高親和性抗体を用いた微量タンパク質複合体のプロテオミクス解析手法の開発を行い、博士号を取得。

博士研究員、および助教時代にかけて、パターン認識受容体ペントラキシン3(PTX3)の重度感染症における宿主保護的な役割の解析に注力している。途中3年半イタリア、ミラノでの留学を経験し、その研究成果により2015年Gerry Scotti賞を受賞した。

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早田敬太 助教 (keita-soda@nms.ac.jp) (発表論文・学会発表・CVはこちらのリンクへ in English

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(2008)、Yale University School of Medicine, Department of Internal Medicine, Section of Nephrology( ~2013)、東京大学先端科学技術研究センター(~2018)、 日本医科大学(2018 Apr〜)。原始的な自然免疫系に着目し、タンパク質のフォールディングと細胞膜への相互作用の解析からあたらしい創薬に結びつく研究をおこなっている。また細胞間のコミュニケーションを定量的に評価する方法の開発など(科研費基盤研究(C)18K08425、2018-2022)、生物を定量的に評価し、病態を可視化する方法を考えている。これまでの研究として、炎症モデルから自然免疫に関与するタンパク質の同定と医療への応用(自然免疫と癒着反応のメカニズムについて)広義での炎症ー腎臓蛸足細胞の消失に関与するタンパク質の同定と新規メカニズムの提唱。さらに、いままで見えていなかったものを生で見えるようにしたいし観たい、という思いから、新しい装置の開発にもチャレンジしている(浜松ホトニクスと共同でラボサイズ軟X線顕微鏡の開発、等)。